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ルームシェアの家賃分担 — 部屋の広さで決める計算法

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#how-to#cohabitation

ルームシェアの家賃を人数で割ると、狭い部屋の人が損をします。面積比で割る基本形と、共用部を頭割りにする現実的な計算、日当たりや設備の差を金額に直す方法、途中退去の日割りまで解説します。

3人でルームシェアをするとき、家賃を3で割るのが一番もめます。同じ金額を払っているのに、一人は12畳の角部屋、一人は6畳の北向き。この差は、住み始めて1週間で全員が気づきます。

公平にするには、部屋の差を金額に直す必要があります。やり方はだいたい決まっていて、面積で比を作り、共用部を切り分け、残った条件差を加点で調整します。

📐 まず面積比で割る

家賃180,000円、3人、専有部が12㎡・9㎡・6㎡の物件で考えます。面積の比は4:3:2、合計9です。

専有面積比家賃
Aさん12㎡480,000円
Bさん9㎡360,000円
Cさん6㎡240,000円

計算は 180,000 × 4/9 = 80,000円のように、比の分だけ掛けるだけです。3等分の60,000円と比べると、Aさんが2万円増え、Cさんが2万円減ります。

ここで多くの人が違和感を持ちます。Cさんの負担が軽すぎる、と。その感覚は正しくて、この計算は共用部を無視しているからです。

🛋️ 共用部は頭割りにする

リビング、キッチン、風呂、トイレ、玄関。これらは誰か一人のものではなく、全員が同じだけ使う権利を持っています。面積比だけで割ると、狭い部屋の人は共用部を使う権利まで割り引かれてしまいます。

そこで家賃を二つに分けます。共用部相当を頭割り、専有部相当を面積比です。

この物件の共用部が全体の4割だとすると、180,000円のうち72,000円が共用部、108,000円が専有部です。

共用部(頭割り)専有部(面積比)合計
Aさん24,000円48,000円72,000円
Bさん24,000円36,000円60,000円
Cさん24,000円24,000円48,000円

合計は180,000円で一致します。面積比だけの80,000/60,000/40,000より差が縮まり、実感に近い数字になりました。共用部の比率は間取り図から目分量で決めてかまいません。3割か4割か5割かで結論は大きく変わらず、変わるのは差の付き方の強さだけです。

➕ 面積以外の差を金額にする

面積が同じでも、条件は同じになりません。

日当たり、収納の量、バルコニーの有無、エアコンが最初から付いているか、廊下やトイレからの距離。こうした差は、月いくらの価値かを全員で言い合って決めるのが早いです。南向きは月2,000円、バルコニー付きは月1,500円、といった具合に金額を置いて、その分を持ち主の負担に足し、全員から均等に引きます。

大事なのは金額の正確さではなく、契約前に言い合っておくことです。住み始めてから「やっぱり不公平だ」と言い出すと、そこからの調整は必ず角が立ちます。内見のときに全員で部屋を見て、その場で決めてしまうのが理想です。

くじ引きで部屋を決めるグループもありますが、その場合も金額差は先に決めておいてください。引いた後だと、有利な部屋を引いた人が値付けに反対する構図になります。

📆 途中入居と途中退去は日割りで

月の途中で人が入れ替わるときは、日割りで計算します。

48,000円の部屋に8月18日から入居するなら、8月の31日のうち14日分(18日から31日まで)なので 48,000 × 14 ÷ 31 = 21,677円です。端数は円未満切り上げでも切り捨てでも、最初に決めておけば揉めません。

退去のほうが厄介です。一人抜けると、残った人の負担が自動的に増えます。3人で180,000円なら一人60,000円ですが、2人になれば90,000円です。次の入居者が決まるまでの空室分を誰が負担するか。これは退去者を含めて事前に決めておくべき項目になります。退去の申し出は1か月前まで、次が決まらない場合の空室分は退去者が半額持つ、といったルールを入居時に文書にしておくと、後から交渉する必要がなくなります。

敷金の返還は、全員が退去して原状回復費が確定したあとの分配になるのがほとんどです。途中退去の人に先に返してしまうと、費用が確定したときに回収できません。

🧾 決めた比率は毎月使い回す

比率が決まれば、毎月の作業は同じです。家賃だけでなく、水道光熱費や通信費も同じ比率で割るのか、それとも頭割りにするのかを一度決めておけば、あとは金額を入れ替えるだけになります。

家賃は面積比、光熱費は頭割り、という組み合わせが多いでしょう。使った量で割りたくなりますが、部屋ごとにメーターは付いていないので測れません。

Evereで管理するなら、割合指定で各自のパーセントを設定しておくと、毎月の家賃を1件記録するだけで負担額が割り振られます。比率を変えたくなったら、その月から設定を変えれば済みます。精算の考え方は精算回数を最小にする方法も参考になります。

❓ よくある質問

Q. 面積を正確に測るのが難しい場合は? 不動産会社の間取り図に書かれた畳数で十分です。6畳と8畳なら3:4として扱ってください。ミリ単位の正確さを求めても、共用部の比率を目分量で決めている時点で全体の精度は変わりません。

Q. 家賃の名義人が一人だけの場合、どう集めますか? 名義人が全額を払い、他のメンバーが名義人に払う形になります。この場合、名義人には毎月の立て替えが発生するので、支払期限を給料日の直後に置くなど、回収が遅れない仕組みを作ってください。

Q. 後から「やっぱり不公平」と言われたら? 部屋を入れ替えるか、金額を見直すかの二択です。ただし遡って請求するのは避けてください。翌月からの適用にすると、話し合いが過去の清算ではなく今後のルールづくりになるので、まとまりやすくなります。

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